皆様、こんばんは。
深津です( ̄▽ ̄)/

今日は左手を上げてるの、
気づきました?(笑)
・・・どーでもいいですね。( ̄ー ̄)

今日もお越しいただき、
とっても感謝しております。

さて、今日のお話は、
『木だと思ってたものが、木じゃなかった!』
という、気が気じゃないテーマです。(^-^;)

●なぜ、本物の木じゃないの?

『本物の木を使えばよいのに、
 なぜ、本物の木じゃないの?』

と、お思いになる人も多いかと思います。

理由はいろいろありますが、
大まかに分けると以下の通りです。

1)防火上の問題
2)耐久性上の問題
3)コスト上の問題
4)木の特性上の問題

1)は、防火上の制限からくる問題です。
  ちょっと難しくなりますが、
  不燃材料、準不燃材料、難燃材料
  を使わないと法的に認められない箇所です。

  普通の木材は、可燃ですのでNGになるのです。

2)は、本物の木材だと傷みが早かったり
  日焼けしてしまったり、腐ってしまったり
  寿命が短くなってしまう場合です。

  例えば、屋外の木製デッキ。
  本物の木は、すぐ灰色に変色してしまいます。
  最近は、木粉と樹脂を混ぜて固めた『合成木材』
  という、耐久性の高い材料が主流になっています。

3)は、コスト上、本物の木材だと高い場合。

  例えば、床のフローリング。
  無垢のフローリングは、基本的に高いです。
  中には安いものもありますが、
  供給が不安定だったり、何かしら問題があります。

4)は、本物の木の特性である、
  狂い、痩せ、ひび割れ、樹液などの問題です。

そのほかにも、様々な理由があるのですが、
代表的な理由として4つ、あげてみました。

●本物の木じゃないモノって、何?

では、本物じゃない『木』って、
いったい何なんでしょう?

・『合成木材』
・『木目調フィルムを貼っている』
・『木目調のメラミン化粧合板』
・『木目調の印刷によるクロス(壁紙)』

など、いろいろあります。

例えば、飲食店のカウンターやテーブル。
木目調ですが、実はメラミン化粧合板という
ケースが非常に多いです。

理由は、メラミンが硬くて丈夫なため
耐久性が高いからです。

本物の木は、樹種にもよりますが
傷つきやすく、凹んだり、ささくれたりする
こともあるので、寿命が短くなってしまうのです。

●どうやって作ってるの?

合成木材
→木粉と樹脂を混ぜ、成型して固めています。

木目調フィルム、メラミン化粧合板、クロス
→表層への印刷により、木目を再現しています。

けっこう、印刷技術によるところが
大きかったりするのです。

安いフローリングって、実は表面がプリントで
本物の木を見せてないものもあるんですよ。
えーーっ!? と思いませんか?

●あなたの家は本物の木?

実は、本物の木を使うというのは、
けっこうお金がかかります。

傷に弱いので、
メンテナンスも丁寧にする必要があります。

本物の木の特性も問題になります。
狂い、痩せ、ひび割れ・・・等
いろいろ問題になることがあるのです。

そういう問題を解決し、木目に見せるために、
フィルム、化粧合板、クロス等があるのです。

例えば、あなたの家の
『窓の外周の木枠』の端っこを、
上や下から、よく見てください。

表面は化粧のプリントフィルムで、
中は実は、パーティクルボード
(木粉を接着剤で固めたもの)だったりします。

学習机やテーブルなんかも、
けっこう化粧合板が使われています。

今日は、実は本物じゃない木についての
お話でした。

今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました☆

深津( ̄▽ ̄)

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