【内覧会でチェックすべきこと】

深津です。

今日は、
これから家を手に入れる人には
ちょっと耳の痛い話をします。

戸建てでも、マンションでも
新築の家の購入前によく
『内覧会』をやりますよね。

あの『内覧会』で、
どこを見たら良いのか?

みなさん
分からないと思います。

なぜ
こんな話をするかというと、

『内覧会』同行専門に
お金を稼いでいる
『プロ』がいるからです。

彼らを全員否定するつもりは
毛頭ありませんが

悪質な『自称プロ』は
『言いがかり』
をつけるのが得意です。

分かりやすい例として

「クロスの継ぎ目がどうのこうの」

「床にビー玉を置いたら転がる」

などと言う人がいます。

ハッキリ言って
そんなことを見ても
『時間のムダ』です。

クロスなんて
継ぎ目は必ずありますし
隙間は1年もすれば開きます。

新築で剥がれていたら
さすがに貼り直させますが、

数年して剥がれることは
当たり前です。

もともと、
そういう材料なんです。

一番安い仕上材料なのに
超上質な仕上がりを
期待すること自体、
ナンセンスなのです。

それに、

無理な工期で
一番しわ寄せが来るのは
最後の最後に入る
クロス屋さんです。

スケジュールに
無理があるんだから、

「キレイに貼れ」
って言うほうが
無理な注文です。

ひどい現場では
徹夜でクロスを
貼っていたりします。

マンションなんかでは
よくある光景です。

夜中に
仮設の照明器具だけじゃ
キレイに貼るのも大変。

昼間になって
アラが目立つのも
無理はありません。

床のたわみだって、

構造上の
許容範囲であれば
多少のたわみはあります。

合法的な『たわみ』です。

ビー玉なんかでは
『たわみ』の量が
合法か違法かなんて
分かりません。

問題なのは、
そんな『上っ面』では
ないのです。

完成よりもっと前、
一番最初の
基礎や土台を作っている時。

床や壁や天井に隠れてしまう
柱や梁などの構造部材。

それらの構造部材は
正しい取り付け方を
しているのか?

そういう所こそ見るべきです。

ですが、
ほとんどの人は

ずーっと見に来ないのに
最後の最後で
そういう上っ面ばかり見ます。

そして、
どこを見ていいか
分からないので

『自称プロ』に
騙されて同行費用を払うのです。

『無知』丸出しなので
恥ずかしいです。
やめたほうがいいです。

ハッキリ言って、
完成時に
見るべきポイントは

・見た目
・明らかな不具合の有無

だけです。

具体的には

・傷、汚れ

といった『見た目』と、

・扉や家具の開閉具合
・水道の水の出具合、
排水がスムーズか
・ガス器具の動作
・電気器具の動作

などの
『明らかな不具合』のみ
修正させればOKです。

それ以外のことは、
もっと前の段階でしか
チェックできません。

完成したからチェック、

ではなく

作り始めから
完成まで
何度もチェック

が、本当のやり方です。

欠陥住宅を作るような
業者にひっかかる人は

『自称プロ』の
内覧会同行サービスにも
まんまと騙されます。

まさに負の連鎖です。

そんな事態を
防ぐには、

『建てる前に勉強する』

それしかありません。

一生で一番高価な買物なのに
面倒くさがっては
失敗したり損をするのは
当たり前なのです。

損をしたくなかったら、

建てる前から完成まで
丁寧に説明してくれる
建築士や工務店を

見つけるところから
始めるべきなのです。

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