深津です。

いつもご覧頂きまして
ありがとうございます。

普段、弊社でやっているのは

・美容室の設計、コンサルティング
・戸建住宅の設計

がメインなのですが、
その他にも
表に出てこない仕事があります。

いわゆる『下請け仕事』
ってやつです。

経営的には、
トータルで利益を出すためには
こういう仕事もまた
必要なわけです。

そして、
まったく関係ないかというと
そうでもなくて、

たとえば
改修の設計だったら
最新の改修工事の潮流を
知ることができる、とか

メインの業務である

・美容室の設計、コンサルティング
・戸建住宅の設計

に、なにかしら役立つ情報が
入ってくる、という
メリットもあるのです。

とはいえ、
そちらばかりに力を入れると
本末転倒になるので、

何事もバランスが重要です。

今ある建物を改修するのが普通になる

これから先、
新築の仕事は減って

古い建物を改修して使うのが
主流になるだろうと
もう何年も前から言われています。

しかし未だに
工務店もゼネコンも
作っては壊しを繰り返し

マンションデベロッパーも
ほいほい建てているわけで。

先を考えていくなら
建物の設計も、

『いかに長く使えるか』
『いかに将来の可変性を用意しておくか』

が、ますます重要となります。

そもそも欧米では
すでにそれが
『当たり前のこと』
になっています。

古い建物を改修して、
もとより価値を高める。
それが当たり前なのです。

しかし、日本では
『建物の資産価値』は
築年数と立地条件でしか
見られません。

木造なら築20年以上になると
不動産の取引上は
『無価値』になってしまうのです。

だから、まだまだ使える
良い建物まで、
バンバン壊されてしまうのです。

美容室のお店は使い捨て?

店舗業界では、
住宅業界よりもっと
スクラップ&ビルドが
当たり前です。

なぜかというと、

お客様の出入りが激しく
内装の消耗が激しい分、
住宅よりも劣化が早いからです。

飲食なら3年もすると
内装も家具什器もぼろぼろ。
そしてリニューアル。
その繰り返しです。

では、劣化が早いから
すぐ壊しても良いのか?
というと、

それは違う、と私は思います。

将来、改装したり
メンテナンスしながら
使っていくのを前提として、

いかにメンテナンスしやすいか
いかに模様替えしやすいか

を追求していくことが
今まで以上に大切になります。

先を見据えた設計が大事!

住宅なら、
『長期優良住宅』の制度などを
通じて、メンテナンスのことを
考える風潮ができてきましたが、

店舗(美容室)では
まだまだなのでは
ないでしょうか。

その結果、
リニューアルのたびに
ムダな出費を強いられたら・・・

美容室のオーナーさんは
そのムダな出費の分だけ
損するわけですよね。

そんなムダはもったいない!

だから、
弊社で設計する美容室は、
以下のことを念頭に設計しています。

==========

その時点で可能な限り
オーナー美容師さんの
希望を叶えて設計する


将来、
5年後10年後20年後の
メンテナンス、改修の余地を
最初から考えておく
==========

1は、当たり前だと
思っていますが、

2はまだまだ
やっていない業者さんも
多いと見受けられます。

「どうせ、まるごと
作り替えるだろう」

「今が良ければ、
将来のことは知らない」

みたいな、
甘えがある仕事をしている
業者さんも見受けられます。

そんな仕事のレベルでは
ダメだと私は思うのです。

弊社は、将来改装する時の
ことを最初から考慮して

==========
・そもそも壊れにくい造りとする

・設備交換時、
最小限の改修で済む設計とする

・ここをこうすれば席が増やせる
 という将来シミュレーションも
 最初から考えておく
==========

といった配慮を
設計時に最大限行っています。

だから、
オーナー美容師さんから
信頼していただけているのです。

オーナー美容師さんにとっては、

最初の開業資金の借入れには
どうしても限度がありますし、

無理くり借り入れしても
返済できないようでは
早晩、行き詰まってしまいます。

だから、
きちんと収益の上がる
目処が立つように

・開店時にお金をかける所

・将来でもできる
(今やらなくてもいい)所

をしっかり切り分けて設計し、
当初の1年間の利益を
最大化できるように
配慮しています。

そして、利益が出て
追加融資を受けるための
『実績』ができてから
残りの

・将来でもできる
(今やらなくてもいい)所

を、順次
実現していくのです。

これから開業する
美容師さんには、

こうした先を見据えた
『設計』手法がある、
ということを
ぜひ知っていただけたらと思います。

本日もご覧いただきまして
ありがとうございました!

Follow me!