皆様、おはようございます。
深津です。

いつも私のブログに
お越し頂きまして、
本当にありがとうございます♪

8月だというのに
何だか梅雨あじさいのような、
じめじめした暑さですね。

皆様は、
体調を崩されたりしていませんか?

暑い時こそ、
温かい食べ物や飲み物を摂って
体の冷やし過ぎに注意なさって下さいね☆

さて本日は、
『なぜ、片付かないのか?』叫び
というお話です。

多くの方が、陥っている症状として、

『片付けたい気持ちは人一倍強いのに
 いざ、片付けようとすると、体が動かない。』

『片付けを始めた途端、
 ものすごく疲れてしまい、続けられない』

『片付けようとすると、思考停止』

といった状態があるようです。

せっかく、向上心はあるのに
片付けをしようとすると、
体や心がブレーキのかかった状態に
なってしまっている
のです。

も、そのような経験が多々あるので
とてもよく分かるのですが、
本当に、体も心も、言う事を聞いてくれず
自分がホトホト、イヤになってしまいます。

でも、
一つ、えておいて下さい。

あなたは、ぜんぜん悪くありません。

最近になって、分かったのですが
この状態の一番の原因は、実は
日本という『国』にあります。

そう、『国』のせいなんです。
あなたのせいでは、ないのです。

●片付かないのは国のせいって、どういうこと?

片付かないのは『国』のせい、と書きました。
それは、以下の2つの理由によるのです。

つ目は、
『片付け方』について
正しい教育を普及させていないこと。

つ目は、
住宅政策として、
『○DK』『○LDK』のように
『画一的な間取り』ばかり提供してきたこと。

この2つが、最大の原因なのです。
詳しくお話していきましょう。

●正しい片付け方は、誰が教えてくれるのか?

まず、1つ目の
『片付け方』の教育について。

あなたは、
『正しい片付けの方法』を、
学校で教えてもらいましたか?

ごく稀に、
片付けが上手な先生がいて、
たまたまその先生が教えてくれた、
といったレアケースはありますが、

恐らく、99.5%位の方は
『そんなことは教わってない!』
おっしゃるのではないでしょうか。

教わってもいないのに、できると思いますか?

例えば、
ヒナ鳥が初めて空を飛ぶ時。

親鳥は、ヒナの前で何度も何度も
実際に飛んで見せます。

『さあ、お母さんのマネをして
 羽根をパタパタさせて、飛んでごらんなさい!』

という感じで。

ヒナは、それを見て、
恐る恐る、マネをして
飛んでみます。

そして、危なっかしいけれども
なんとか飛ぶ事ができると、

大きな自信となり、
どんどん飛び回って
やがて親鳥と同じように
飛べるようになるのです。

あなたが片付けをする時も、
同じように、上手な人が
『こうやって片付けるとうまくいくんだよ』
と、その場で実演して見せてくれたら。

すぐ、上達できそうではありませんか?

そうなんです。
きちんと、教えてくれる人がいなかった。
それが、とても大きな原因なのです。

片付けが下手でも、
あなたのせいではないのです。

●あなたの家の間取りは、誰のためのもの?

次に、2つ目の
『間取り』の問題について。

あなたの家は、
あなたの生活にあわせて
デザインされたものですか?

答えは『NO!』の方が
圧倒的多数ではないでしょうか。

これまで、高度成長期の日本では
住宅公団(後の住宅・都市整備公団)という
公的組織が

2DK、3LDKといった間取りを
大量供給してきました。

いわゆる、公団住宅です。

食事と寝室を分ける『○DK』
食事と生活と寝室を分ける『○LDK』
という発想は、
当時としては、とても斬新でした。

当然ながら、
当時の公団住宅は大人気
公団住宅に住むということは
高ステータスの証だったのです。

その結果、
民間住宅も、こぞって『○DK』『○LDK』の
間取りのマネをし始めました。

結果として、
日本の住宅の質は、ずいぶん向上しました。
それは、素晴らしい成果だと思います。

しかし、
これだけ普及してしまうと
逆にそれが弊害となってきました。

『○DK』『○LDK』の間取りは、
それが『当たり前』
それが『常識』

になりすぎてしまって、

多くの方々の頭の中から、
『実は、他にも選択肢がある』という発想
欠落してしまったのです。

その結果、

『常識』的な間取りにあわせて、
あなたが、あなたの生活を
調整しなくてはならない、
という
本末転倒な状態になっているのです。

本来なら、
あなたの生活にあわせて、
間取りを決めるべき
なのに、です。

だから、
あなたに合った収納になっていなかったり、
使いにくい部分が生じたりするのです。

●『あなたのため』の間取りを作るには?

あなたの生活にあった
間取り
にするためには、

例えば、注文住宅なら、
ご自身の要望をしっかりと伝えて、
その要望をしっかりと反映した
設計をして貰う必要
があります。

しかし。

『常識』にとらわれてしまい、
あなたの知っている範囲の中からしか
あなたの要望が出てこない、
という状態になると、

にあなたの理想の住まいに
することができないのです。

その結果、

『どうせ「○LDK」の間取りなら
 建て売りで十分だ』

といった発想になってしまいます。

これこそが、
『間取り』の最大の問題です。

あなたの知らない世界
あなたの要望の隅っこにも
入ってくることはありません。

すべて、一度は見た事のある
頭の中の記憶
をもとに
人の要望は、決まってしまうのです。

でも、それでいいのでしょうか?

答えは、はやり『NO!』です。

だからこそ、
建築士が必要となるのです。

 * * *

長くなりますので、
続きは次回に
お伝え致します。

私は本日、これから
一級建築士の
定期講習と修了試験

受けに行ってきます。

一度取得すれば
一生モノであった
『建築士』の国家資格も、

姉歯事件のおかげで
三年に一度、講習と試験を
受けることが
義務づけられました。

世知辛い世の中ですね。

今日も最後までお読み頂きまして
ありがとうございました。
よい一日をお過ごし下さいませ♪

深津( ̄▽ ̄)

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