深津です。
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ありがとうございます。
今日も飲食店の工事の様子をお伝えしていきます。
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内装の撤去工事。
室内側のボードを剥がしたところです。
この建物は鉄骨ALC造と言って、
鉄骨の骨組みと
ALC(軽量気泡コンクリート)版の外壁で
構成されています。
ALCの内側に
GLボンドという接着剤のおだんごを
碁盤目のように塗りつけ、
そこにボードを張ってありました。
この工法の弱点は、
改修するときに
GLボンドが硬い塊になってしまい
除去が大変であることです。
貼り付けてある石膏ボードのほうが
千切れてしまうことはもちろんですが、
もっと困るのは
ボンドの塊を取ろうとする時、
外壁のALC版のほうが
気泡を多く含んだ素材のため
ALC版が欠けてしまいやすいことです。
なので、
邪魔にならない部分の
GLボンドの塊は、
あえてそのまま残します。
↑これは、1階の床から出ていた
既存の給水・給湯管と、
外壁に抜ける排水管です。
コンクリート床に
給水の配管が直接埋設されていると、
メンテナンスができず
あとあと困りますので、
この配管は両端で切断し、
新規に配管を配置していきます。
↑既存の小窓を撤去し、
周囲の壁を大きくくり抜きました。
ここに、新しい厨房の勝手口扉や
給気用のフードなどが設置されます。
↑1階と2階の間の目地を境にして
既存のALC版を撤去していたら、
右から3枚目はなんと!!
化粧の目地が入っているだけで、
上部とつながった「長い」ALC版でした。
これには工事業者さんもびっくり。
欠けてしまったので、あとで補修です。
↑正面の外壁は、既存の窓を撤去し
周囲の壁も撤去予定でしたが、
ここも上部とALC版がつながっていそうなので
後日、補強しながら
少しずつカットすることにしました。
既存玄関扉の上部庇も、
新設する大きな庇(テント)がつけやすいよう
撤去しました。
↑切り落とした庇の、
下地の鉄骨の断面が四角く穴になっています。
↑こんな感じになってしまったところで
台風が近づいてきます。。。
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今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!
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