深津です。

いつもご覧頂きまして
ありがとうございます。

今日は、
窓のようで窓じゃない!?
というお話です。

先日、弊社で設計担当した美容室に
カット面の鏡とカウンターの追加の
相談をいただきました。

この美容室は
オープンから1年以上経過し、
順調に黒字経営なさっておられます。

そのため、
カラーリングやパーマなど、
時間のかかるお客様

混雑時、
少しでも快適に
お待ちいただけるように!

ということで、
カット面の座席数を2つ
増やすことになりました。

床面積の基準はクリアできるよう、
将来を見越して
開店前から余裕を持たせて
設計してありましたので、
もちろん、問題なし。

留意点としては、
追加の2席を使用しない時に
既存の席と背中合わせの位置のため
合わせ鏡のようになってしまうので

お客様の視線の交差が
気にならないか、
ということから始まりました。

複数案の検討を行い
メリットとデメリットを
比較した上で、

最終的には
これをヒントにして・・・

「使わない時は窓のように見える」
「窓を開けると鏡がある」

というスタイルで決定!

あとは
使い勝手メンテナンス性を考えて

細かい納まり、
各部の寸法、
既存の席との位置関係・・・

最後は原寸大に出力した紙を
壁に貼ってチェックしながら
決めていきました。

で、出来上がったのがこちら。

↑使用しない時は閉じ、窓のように。

↑使用時は開け、鏡に。

鏡とカウンターの間に
板の部分がありますが、
これはちゃんと理由があります。

カウンターに雑誌などを置いた状態でも
鏡に直接当たって割れたりしないように

そして、物を置いたままでも
扉の開閉ができるようにするためです。

また、
開閉用のつまみ
打掛金物などは

アンティーク調のものを
いろいろ探し回って、
チョイスしました。

↑黒い革張りの椅子は、
他の家具との色の合わせ方など
何度も相談した上で、
美容室のオーナーさんが
悩み抜いた末に選んだもの。

シャンプー席と同じ黒色で揃え、
曲線的で雰囲気のある、
格好良い椅子ですね!

↑奥のベージュのソファは
以前から置かれていた、
マツエクに使えるリクライニングタイプ。

いずれ傷んできたら、
カバーをかけるか、
表布を張り替えて
色を揃えてみても良いですね。

* * *

おかげさまで
この新設の鏡とカウンター、
お客様にもとても好評だそうです。

こういう声を頂けると
デザイナーとしても嬉しい限りですね。

更なる繁盛店となることを
応援しています!

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!

 

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